よい整理業者の見分け方(遺品整理・生前整理・空家整理)

今現在、ホームページの存在が無い業者に対して信頼性では疑問符がございます。
但し、ホームページの存在の有無だけでは、どんな業者が安心で信頼できるのか?全く判断できません。そこで「よい業者の見分け方」のポイントを解説したいと思います。

特に以下の点に注意しながら、業者の良し悪しを判断されると良いでしょう。

「よい整理業者の見分け方」のポイント

整理の専門業者か?

最近は多種多様なご要望が多く、専門的な知識も必要です。片手間に事業展開する例も見受けられますが、最近はご依頼者様の要望が、以前よりも多様化しており、専門業者以外では、ご依頼者様に寄り添う仕事ぶりができない状況になりつつあります。

料金体系をきちんと公開しているのか?

料金表が無い業者は安心できません。最低でも参考価格が掲載されているのか確認しましょう。

見積に伺うスタッフは全員の顔写真が公開されているのか?

ここで、きちんと全てのスタッフの顔写真が公開されていれば、消費者の安心に対する意識が高いと判断できます。逆に見積担当スタッフの顔を見せない、または偽りの写真素材などで誤魔化す行為の業者を信用しない方が無難です。

代表の顔写真が公開されているのか?

代表が素顔を見せられない場合は、見せられない理由が考えられ、後ろめたさを感じます。また顔写真が公開されているが、後ろ姿や横顔しか見れない場合も後ろめたさを感じます。

「代表挨拶」のページが存在するのか?

代表挨拶が存在しない企業は信頼できません。残念ながら「代表の挨拶」のページが存在しない企業サイト(法人サイト)も存在します。代表者の声が聞こえない事業所は、信頼性が欠けてしまいます。

「企業理念」がしっかり公開されているのか?

企業理念に共感できるのか、判断しましょう。大抵の企業サイト(法人サイト)は、独立した「企業理念」のページか、会社概要や事業所案内などのページに「企業理念」が公開されており、必ず目を通して納得できる事業所の理念か判断しましょう。

事業所やスタッフにどんな資格があるのか?

資格も安心の一つの材料です。買取には古物商許可、自社で家庭の廃棄物を運搬するなら家庭系一般廃棄物収集運搬許可、自社で配送を行うなら緑ナンバーや黒ナンバーの貨物車など、許可、認可、資格が必要です。因みに家庭の廃棄物を運搬する際に、事業系一般廃棄物収集運搬の許可は無効です。

アフターサービスがどこまで充実されているのか?

アフターサービスこそがとても重要。作業現場の離れてからのアフターサービスも要求がある場合は、遠慮せずに相談しましょう。その際に、アフターサービスが充実されているなら、ご依頼者様の要望に応える意識が高い事業所と言えるでしょう。

整理作業に対する想いをどの程度感じられるのか?

ご依頼者様の想いを見積担当者がどこまで理解されているか?ここがもっとも大事とも言えるポイントです。

家庭系一般廃棄物が主な処分品となる家財整理で、「産業廃棄物収集運搬許可がある!」と殊更に宣伝していないかどうかをチェックしよう

その事業所は廃棄物に対しての知識が浅いか、もしくは顧客の無知さ(一般人は廃棄物の法令を良く理解していない)を利用している可能性がある。

不用品の買い取りを業者に依頼するなら、古物商の許可をとっているか、また古物商許認可番号を公に公開しているかを確認しよう

古物商番号が公に公開できない……ということは、その背景に「古物商の許認可を取らず違法に買取をしている」または「営業を請け負っているだけで、実際の整理作業は他の業者に丸投げしている」という理由も考えられます。

作業前に、事業所訪問をお勧めします!

 一般消費者に家財整理(生前整理・遺品整理・空家整理)に関わる各業者の実態を知っていただきたいと考えており、作業依頼を検討する際に、会社訪問されて見学されることをお勧めしております。その際に、下記の点を注意深く観察されると良いでしょう。

資材は充実されているのか?

整理作業を深く追求すると、実に多くの資材が必要となります。例えば、養生シート、養生プラ板、養生角当て、段ボール、0,05mm以上のビニール袋、布団袋、アルカリや酸性の洗剤・タオルや掃除機・ホウキ&チリトリなどの清掃用具一式、ドライバーやモンキーなどの工具一式、電動インパクト、平台車、手押し台車、ガムテープ、クラフトテープ、養生テープなどが代表的な資材の一例です。このような資材を充実させていない事業者では、満足度高い仕事を期待できません。

資材の整理整頓が行き届いているのか?

整理業者なのに商売道具の整理整頓が行き届いていない場合は、作業現場での整理整頓の仕事を期待できません。

事務所はきちんと清掃および整理整頓されているのか?

事務所も清掃および整理整頓が行き届いていない場合は、作業現場での整理整頓の仕事を期待できません。

供養部屋の有無の確認

合同供養等を自社で行っているとホームページに掲載されているなら供養部屋の状況を確認しましょう。乱雑な扱いをしていないか注意深く観察しましょう。

供養される仏壇や人形などが、どう保管されているのか確認しましょう。

お寺などへ持ち込んで供養される場合は、社内で仏壇や人形を保管されており、乱雑な扱いをしていないか注意深く観察しましょう。

なぜ、事業所訪問された方が良いのか…その理由とは?

 現在では家財整理業者のほぼ100%がホームページを持ち、一般消費者に情報公開しておりますが、嘘とまで言わなくても過剰な説明も多々見受けられます。
一般的に家財整理業者は、整理現場に必ず出向き作業を行いますが、その逆でお客様が家財整理業者の事業所に出向くことは、ほとんどございません。

そのため、整理現場であるお客様の住居での仕事ぶりは、ホームページ上で嘘の説明できませんが、逆に整理現場を離れた事業所(事務所や倉庫)はお客様の視点があまり届かない場所であり、嘘やごまかしが可能な状況です。
またお客様の目があまり向かない場所であるから、気が緩んでその事業所(事務所や倉庫)では、本当の姿(本音)も多く見えてきます。

例えば、整理整頓の意識が低い家財整理業者が、作業現場では猫をかぶっても、お客様の目が届きにくい事業所(事務所や倉庫)では、まるでゴミ屋敷のような状態であることも少なくありません。
つまり作業現場を離れてしまうと、お客様の想いや意図に沿った作業とはかけ離れている仕事ぶりも少なくありません。

このように事前に事業所(事務所や倉庫)の本当の姿(本音)を知っておくと、家財整理の作業をお任せしても安心できる整理業者なのか?
実際は相見積りよりも、目を付けた事業所を事前に訪問される方が、その事業所の安心と信頼を判断できる材料が多く見つかると思います。

遺品整理や生前整理・空家整理などの家財整理と言うのは、作業現場を離れた後にも実に多くの仕事がございます。本当にご依頼者様の想いに寄り添う事業所なら、作業現場だけその場凌ぎの考えで仕事せず、ご依頼者様の見えないところでも手抜きをしない仕事を行っている筈です。

一般社団法人 家財整理相談窓口
TEL 03-3980-2524 メールでのお問い合わせ このページのトップへ